★ 繊細なレースは美しくも どこか妖しげなカラスウリ ★2014-08-25(Mon)


前回の キカラスウリ(黄烏瓜) に続いて カラスウリ(烏瓜 唐朱瓜)です。
日暮れとともにゆっくりと花が開いて行く白い花! あたりには甘い香りが漂ってきます。
さらに暗くなり 真っ暗闇のなかに浮かぶ真っ白な 5弁花の四方に 繊細なレース飾りを整然と繰りひろげる様は 美しさとともに どこか妖しげな雰囲気を醸し出しています。
白い花は夜の訪問者である虫さんたちの道しるべともなり 香りとともに一夜の宴を供しています。
明け方には 花とともに押しひろげられたレース編みが ゆっくりと元の蕾の形にたたみ込まれて行くのも不思議です。

名前の由来には諸説あります。
カラスの好物であることから来ている説がありますが カラスの好物ではないようです。
秋に果実が朱色で木の上に長く残る様から カラスが食べ残したのだろうという説。
その果実が 中国から伝わった朱墨の原料である辰砂(唐朱)に似ていることから カラシュウリが転訛してカラスウリとなったという説。
カラスウリの漢名に ”老鴉瓜”と言う名があり これに基づいたという説。などなど・・・

別名には タマアズサ(玉梓)ツチウリ(土瓜) キツネノマクラ(狐の枕)ヤマウリ(山瓜)などがあります。
種子にはタマアズサ 結び文と言う優雅な名前があります。

雌雄別種で 雄花は葉腋に数個の花をつけますが 雌花は一花しかつけません。
花の形はよく似ています。花冠の下にある萼筒(花托筒)に注目してください。
雄花は開口部に黄色い粉袋がのぞき 雌花の開口部には突起があり 筒の下には緑色の楕円形の子房がつくので たやすく雌雄の判別がつきます。
また レースは雄花の方がよりゴージャスです。

過去のカラスウリの記事もご覧くださいね。

一夜限りの真夏の夜の夢 カラスウリ!



1.
hnb-8287.jpg

今年も出会えたカラスウリの雌花! '14.07.28

2.
hnb-8286.jpg

雌花の蕾です。 1個ずつしか咲きません。
萼筒の下部には子房のふくらみがあります。  '14.07.28

3.


畳まれていたレースが徐々に開いて行きます。 
萎む時はこれと反対に畳まれてゆきます。 '14.08.03/'14.08.03

オンマウスしてね!

4.


開花です。 
開口部には ご覧のような突起があります。 '14.07.23/'14.07.23

オンマウスしてね!

5.


闇夜に浮かぶ姿はとても幻想的です。
まるで 白い花火のようですね~  '14.07.23/'14.07.23

オンマウスしてね!

6.


横の姿と後ろからの姿。 '14.07.28/'14.07.28

オンマウスしてね!

7.
hnb-8291.jpg

このもじゃもじゃっとした繊維は まるでレース編みのよう! '14.07.28

8.
hnb-8295.jpg

雄花の蕾です。
雄花は葉腋に数個の花をつけます。 '14.08.07

9.


ちょっとずつ開いてきました~
萼筒の下には子房のふくらみはありません。 '14.08.07/'14.08.07

オンマウスしてね!

10.
hnb-8296.jpg

実にゆっくりと開花して行きます。 '14.08.07

11.


雌花は午後 7時頃 には 完全に開花するのですが 雄花の開花はそれよりも遅いようです。 
散々待っていたのですが あきらめて以前の雄花です。 '13.07.21/'13.07.21

オンマウスしてね!

12.


開口部に黄色い粉袋がのぞいています。 '13.07.21/'13.07.21

オンマウスしてね!

13.


萼筒の下部には子房のふくらみがありません。
↑の雌花に比べるとレースは ゴージャスです。 '13.07.21/'13.07.21

オンマウスしてね!

14.


この果実の色が とても美しいです。まさに唐朱瓜!
初めは 縞縞模様なんですが・・・ '12.11.14

オンマウスしてね!

15.
hnb-8289.jpg

'14.07.28

カラスウリ(Trichosanthes cucumeroides)ウリ科 カラスウリ属


おまけ! 今日のぶんちゃん ”さぁ~ 今日もやっつけるじょ~!” の 巻 '01.08.25


1.
bunchan-3473.jpg

お気に入りのハーブ入りの縫いぐるみにもう夢中!
あちこちに唾液がついていますね~ ^^;

2.
bunchan-3474.jpg

自分の顔よりも大きくっても全く動じません!


いつも応援クリックをありがとう! 今日もクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ
にほんブログ村


☆ 目にも鮮やかなオオハンゴンソウ!  もよろしく! 










Fc2blog - ジャンル:写真 » テーマ:季節の花たち

Comments(18) | Trackback(0) | 植物-ウリ科

Comment

こんにちは

キカラスウリに続いて、より繊細美を見せてくれるカラスウリの登場ですね。
何度見ても見事なレース状の花には感嘆の溜息がでます。
よくぞ絡まずに花開けると感心もしたり。
美しい姿をまた見せていただけたことに感謝です。
この秋には赤い実も見たいなぁ。去年は遠くにぶら下がっている
実しか見られなかったので。

2014-08-25 10:50 | URL | ポージィ [ 編集]

☆ ポージィ さん おはようございます!


1番にお越しいただきありがとうございます。

はい! カラスウリです。
本当に不思議な植物ですね。今回もまた ヘチマの繊維を連想してひとりで納得してしまいましたが・・・
本当によく絡みませんよね~
萎むときも。

どこか近くで赤い果実をご覧になれるといいですね。

ありがとうございました。

2014-08-25 11:02 | URL | fairy ring [ 編集]

キカラスウリと比べるとレースが繊細なのがわかります~
良くこれだけの量の花びらが 
たたまれているものだと感心してしまいます。

ぶんちゃんおもちゃに夢中ですね アゴはずれそうです~

2014-08-25 22:43 | URL | haniwa [ 編集]

すごく繊細ですね。確かにこれは闇夜に浮かベば幻想的だと思います。なかなか現物は見れませんのでうれしいです。
ブんちゃん 格闘してますね。

2014-08-26 06:59 | URL | kapira 小坂 [ 編集]

おはようございます^^

繊細なレースが、徐々に開いていく様は美しい☆
開ききった様子は、まさにゴージャスそのものです♪
しかし、世の中には不思議な植物があるものだと
感心するばかり、、、凄い☆

ぶんちゃん、頑張っていますねー♪ (笑)
ポチ☆彡

2014-08-26 09:28 | URL | 理彩也 [ 編集]

☆  haniwa さん おはようございます!


ですよね~
キカラスウリの方は ごっつい感じがしますが こちらはとても繊細です。

蕾の中に絡みもせずに畳まれていることが不思議ですね~

あはは~ 顎はずれそうですね。
でも夢中です。 可愛かったです。

ありがとうございました。

2014-08-26 10:10 | URL | fairy ring [ 編集]

☆ kapira 小坂 さん おはようございます!


はい! とても繊細です。
風になびくとまた余計に妖しい感じになります。

夜に咲くのであまり人目にはつきません。
虫さんたちにとってはこの上ない宴なのでしょうね。

はい! 小さな体を目いっぱい使って格闘しています。

ありがとうございました。

2014-08-26 10:13 | URL | fairy ring [ 編集]

☆ 理彩也 さん おはようございます!


本当に自然の造形は不思議がいっぱいですね。
蕾のなかによくもま~こんなレースがきれいに畳まれていること!
それが徐々に解れて・・・
ゴージャスですよね。

はい! 果敢に挑みかかっています~

ありがとうございました。

2014-08-26 10:15 | URL | fairy ring [ 編集]

fairy ringさん。こんにちは。
どこか怪しげなカラスウリの花。
そして開花する時間も人目を避けた時間帯。
街灯の無い時代なら月明かりだったのでしょうね。
真っ白な花が月明かりで姿を見せるその時は妖艶。

逆に昼間に開花したら、フワフワナ花が直ぐに乾燥するかもしれませんね。
神様が「貴方は日没前から」と教えたのかも。

2014-08-26 17:11 | URL | ふん転菓子 [ 編集]

☆ ふん転菓子  さん こんにちは!


妖艶さを感じさせてくれる花ですよね。

日没過ぎにならないと開花しないのは 白や黄色い花が多いです。
チョウセンアサガオやマツヨイグサなども闇夜にボ~っと浮かんでとても幻想的です。
いずれも甘い香りで虫を誘っているのでしょうね。

ありがとうございました。

2014-08-26 17:48 | URL | fairy ring [ 編集]

いつか、夜に咲くカラスウリを見てみたいです。
白いレース、本当に美しいですね!
蕾は和菓子みたい♪(*^・^)ノ
P☆

2014-08-26 21:34 | URL | Sippo☆ [ 編集]

このカラスウリ、レースがなんとも妖しいですよね
どうして植物ってこんなに面白い形になるのでしょうね
自然が作り出す芸術だと思います(^^)

2014-08-26 21:34 | URL | しーたけ [ 編集]

カラスウリ。実に妖しげな花ですね。
花の写真は良く拝見しますが、
甘い香りもあるんですね。
どんな香りかいちど嗅いでみたいですね。
雄花のレースはとても見事と思います。

2014-08-26 23:18 | URL | 和 さん [ 編集]

☆ Sippo☆ さん おはようございます!


今頃の季節だったら 雄花も雌花も午後8時頃には完全に咲いていると思います。
いつかご覧になれるといいですね。
キカラスウリだったら 午前中も咲いていますよ。

蕾 こんな感じの和菓子ありますよね。

ありがとうございました。

2014-08-27 08:25 | URL | fairy ring [ 編集]

☆  しーたけ さん おはようございます!


我が家ではヘチマをエコカーテンとして育てているのですが 先日収穫していわゆるヘチマスポンジを作りました。
その繊維をみているうちに そうだ! カラスウリのレースもこの類なんだと 気がつきましたです~笑

実に不思議なレースもようですよね。
時に自然はとても不思議なアートを造り出します。

こちらにもありがとうございました。

2014-08-27 08:29 | URL | fairy ring [ 編集]

☆ 和 さん さん おはようございます!


そうですね~
自然の造りだすアートですよね。

はい! とても甘い香りが漂っていますよ。
これで虫たちを誘っているようです。
尤もやって来るのは 蛾や羽虫の仲間ですけどね。

雄花と雌花を比べると雄花の方がゴージャスですね~

ありがとうございました。

2014-08-27 08:32 | URL | fairy ring [ 編集]

違い・・・・・

キカラスウリの花&、
カラスウリ(烏瓜 唐朱瓜)。
ここで違いがはっきり分かりました。我々の様なド素人は、どちらも同一しか思われません。
実が黄色と茶色と違いますか!?縄文人のような大雑把の人間にはとても判別が難しいです。
大変勉強になりました。

2014-08-28 07:34 | URL | 縄文人 [ 編集]

☆ 縄文人 さん おはようございます!


キカラスウリとカラスウリ 似ているようでちょっと違いますね。
花も違いますが 果実の色と大きさとが全く違います。
カラスウリは その名(唐朱瓜)の通り朱赤の果実(この画像では茶色っぽく見えるかもしれませんが) キカラスウリは黄色。

そのように言っていただきまして 嬉しいです。

ありがとうございました。

2014-08-28 09:23 | URL | fairy ring [ 編集]

コメントの投稿

管理人のみに送る
 

トラックバック

この記事のTrackback-URL
http://hana0142406107subaru.blog81.fc2.com/tb.php/803-d2c0f7f6

Recent Comments

 

Recent Entries

 

Rccent Track Backs

 

Archives

 

Categories

Search in this blog

↑ クリックしていただけると嬉しいです。

Links

Access Counter

Profile

fairy ring

Author:fairy ring
今 この地球上で生きている森の妖精たちの宴と
白い妖精 日本テリアとの暮らし。
・ ぶん(♀)9歳 もん(♂)7歳 

・ ブログ内の記事 画像などの無断転写 転載は
お断りいたします。
・ ブログの趣旨に合わないコメントやトラックバックは 削除させていただきます。
・ 使用カメラ
Canon EOS 5D
Canon EOS 7D
Canon EOS Kiss X3
OLYMPUS PEN E-P1
Canon EOS 5D Mark Ⅲ
Canon EOS 7D Mark Ⅱ(G)
Canon EOS kiss Digital X
・ 使用レンズ
Canon FD 24mm 1:1.4 L
Canon FD 50mm 1:1.2 L
Canon EXTENER EF 1.4xⅡ
Canon FD 400mm 1:4.5 S.S.C
Canon EF 24-70mm F 2.8L USM
Canon EF 16-35mm F 4L IS USM
Canon EF 400mm F2.8L IS II USM
Canon EF 70-200mm F 2.8L IS USM
Canon EF 100mm F/2.8L Macro IS USM
TAMRON SP AF Di 90mm F 2.8 MACRO
Canon Compact-Macro Lens EF 50mm 1:2.5